子どもを授かって、まず第1に考えることは、「無事に健康な赤ちゃんを産む」ということだと思いますが、次に気になるのは、「子育てって、いくらくらいお金がかかるものなの!?」ということではないでしょうか。
ここではおおよそかかると言われている金額と貯金状況などについて
①保育園入園前の乳児期
②入園後の幼児期
③小中学生の学童期
④高校生大学生の学生期
の4つの時期にわけてお話しさせていただきます。
この記事の内容
1.乳児期は意外とお金がかかる
1-1.乳児期の子育て費用
出産などにかかる費用を差し引いても、実は乳児期にはいろいろとお金がかかります。おおよそ一年間でかかる金額は、平均して100万円ほどと概算がでています。
まず意外とかかるのがおむつ代。そして洋服代です。おむつは使い捨てですし、何度も交換しますので、安いときにまとめ買いしておくことをおすすめします。
また洋服も、かわいくてたくさん買いたいのはやまやまなのですが、すぐに大きくなって着れなくなってしまいます。デザイン性の高いモノやブランドものは実用面からはあまり使い勝手も良くないため、お祝いなどでいただいたものは、イベント時に短時間着せたり写真を撮るくらいにして、売ってしまうのもアリです。
1-2.乳児期のなんとかなる節約術
乳児期は、イベントごとなども多く、また初めてのお子さんの場合は、チャイルドシートやさまざまなアイテムを買いそろえないといけない、また親も働きに出ることが難しいなど、意外と貯金ができないのが現状です。
洋服などはお下がりや古着ショップを上手に活用するなどの節約方法がオススメです。また、食費がまだあまりかからない時期なので、そういう意味では貯金がまだしやすい時期と言えます。
2.幼児期は節約を始める時期
2-1.幼児期の子育て費用
幼児期は保育園に入園する時期です。私立の保育園か、公立の幼稚園かなどにもよるのですが、おおよそ一年間にかかる費用は30万から50万程度と言われています。
保育園でのさまざまな必要なものをそろえるのに多少お金はかかりますが、親が短時間でも働きに出れるようになるなど、多少節約や貯金ができるようになるのがこの時期と言えます。
2-2.幼児期のなんとかなる節約術
この時期は、なんといってもレジャーや外食などの金額が、子ども割引がきくため、お手頃価格でいけるのが大きいです。乳児期に頑張ってきたママさんたちも、少しは楽をしたりお出かけを楽しみたい時期です。子どもが小さくて覚えていないだろう、という意見もありますが、親のために、できるならお出かけをしておきましょう。
小さい子どもを連れてのお出かけは、なにかと大変ですが、子どもが大きくなると金額もかかったり、習い事などで忙しくなるとお出かけもしにくくなります。ぜひこの時期のレジャーを楽しんでおきましょう。大きくなって「あっちへ行きたいこっちへ行きたい!」という我が子に、「いやいやいっぱいつれていったんだよ」、と言い訳にも使えます笑。
3.学童期は貯金のチャンス
3-1.学童期の子育て費用
学童期、小中学生の時期にかかる費用は、一年間で30万円程度と言われています。私立の学校だとぐーんとあがり、年間に150万ほどかかるそうです。実は一番貯金ができるのがこの時期です。また、親が本格的に仕事復帰ができはじめるのも、この時期ですね。進学を考えている場合は、この時期にできるだけお金を貯めておきましょう。
3-2.学童期のなんとかなる節約術
学童期はなんといっても給食がありがたいです。月に5千円ほどで、バランスのとれた昼食を毎日食べさせてもらえるのは、食べ盛りとなってくるこの時期、家計にとってもとても大きいです。
洋服に至っては、ほとんど平日は制服がありますので、よっぽどのおしゃれさんでない限り、季節ごとに数着そろえておけばなんとかなります。
ただし、習い事や、高学年になってくると塾に行き始める子どもさんもいます。塾は5教科ともなると年間で80万円ほどかかります。この時期は習い事や塾をつめこむよりも、たくさん遊んだ子どものほうが、先々伸びるとも言われていますので、家計に応じて考えていきましょう。
4.学生期、貯金は絶望的
4-1.学生期の子育て費用
この時期は一番教育費のかかる時期です。高校は授業料などに加えて、交通費やお弁当など昼食代もかかるようになります。また、進学を考えている場合、さらに塾代もプラスとなってきますので、金銭的にはとても大変になります、貯金はまずできないと覚悟してください。
大学や専門学校の費用は入学金や授業料は私立公立ともに年々値上がりし、年間で教育費だけでも100万円以上かかると言われています。こちらも交通費や食事代、独り暮らしをする場合は家賃光熱費などのかかります。家庭の経済や学力などに応じて考える必要があります。
4-2.学生期のなんとかなる節約術
高校生大学生になると、なんと言ってもアルバイトができるようになります。ぜひ本人にも稼いでもらい、家計を助けてもらいましょう。また、働きながら通える夜間や通信制もありますので、こちらも相談しながら考えてみてください。
5.まとめ
いかがだったでしょうか。貯金のできるチャンスは幼児期と学童期です。お子さんを進学させたいとお考えなら、この時期に貯金をしておくことをオススメします。
奨学金や教育ローンなども借りることができますが、いずれ返していかなければならないものがほとんどですので、シングルマザーであったり、子どもの成績が優秀な場合は、給付制の奨学金などを申請されることをオススメしますが、そうでない場合は、返済計画をよく考えた上で申請されてください。
子育てをしてきて感じるのは、金銭的にみると、高校まで頑張って子育てをすれば、あとはなんとかなる、ということです。高校や大学は夜間もありますし、アルバイトもできます。高卒の場合、成績いかんによっては、下手な私立大学卒よりも大手に就職することも可能で、生涯収入は上回ったりするそうです。
いまの時代は学歴にばかりとらわれず、主体性や人間力を磨くことのほうが大切となってきているように感じます。お金がないと、ないなりに工夫をする子に育ちます。
お金をかけなくても、お子さんの個性を活かして良い面を大いに伸ばしてあげる子育て、いましかない貴重な瞬間を楽しむ子育てを目指していただけたらと思います。
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