もしもあなたがいま
・子どもが自分を苦しめる悪魔のように思える
・疲れているのに眠れない
・寝てもすぐに目が覚める、眠りが浅い
・好きなモノを食べてもおいしく感じない
・好きだったことが楽しめない
・好きな人といてもうれしくない
・今まで興味のあったものに心が動かない
といった症状がひとつでもでていたら、それはメンタルが限界になっているサインです。いますぐ休息をとるか、病院にいきましょう。
子育てをしていると、頑張り屋さんの人ほど、自分でなんとかしなくては、と問題を抱え込んでしまったり、ガマンしすぎて限界を超えてしまったりします。まだ大丈夫、と思わずに、休息を最優先してください。
そもそも子育てはひとりで出来るものではありません。それほどの重労働です。限界にきている場合は、とにかく誰にでもいいのでSOSを出して子どもを見てもらい、しっかりと休息をとり、充電をしっかりためてから、次の項目からの3つのポイントを実行してみてください。
子どもといるのが辛いと感じたら、それは充電が切れそうになっているサインです。そういうときほど、何かをしなくては、と思わずに、何をやめるかが大切になってきます。もし、以下の部分に労力を使っている場合は、余分なところへ力を使うのをいますぐ減らして、重要な部分に注力できる体制を整えましょう。
この記事の内容
1.まわりと比べるのをやめる
1-1.理想を捨てる
周りと比べて、自分は良い母親ではないのではないか、と自信がなくなってしまうことは多々あります。子どものタイプは千差万別で、おとなしい子もいれば、やんちゃな子もいて、理想通りにはいかないのが常です。
理想をもつことは悪いことではないのですが、あまりに理想の家庭、理想の子ども、理想の母親像などにこだわりすぎると、生きづらくなります。周りと比べず、自分は自分、というスタンスをもつことが、子育てにおいても重要となってきます。
1-2.手抜きをする
周りと比べてしまいがちな人は、手を抜くことも苦手です。周りの目が気になり、自分が良い母親ではないと思われるのではないかと、必要以上に頑張ってしまう傾向があります。
子ども一人を健康に育てるのは、大変な時間と労力がかかります。ある程度健康で育っているなら、よく頑張っていると、ますは自分をねぎらってあげましょう。そして多少のことは多めに見て、市販のものも活用しながら上手に手を抜きましょう。
1-3.子どもといるのが辛いと思ってもOKとする
母親なんだから、子どもといるのが辛いなんて思ってはダメ、みんなしっかりやれているのに、自分は母親失格だ、と自分を責めてしまう人があります。そんなことはありません。
実は、子どものうち、育てやすい子は2割と言われています。あとの子は手がかかり、特にその中でもまた2割の子は、育てにくいタイプに入ります。また、親子の相性もあり、合わないタイプの子を育てるのは親にとってもしんどいものです。
それでなくても育児は重労働ですから、子どもがかわいいと思えない、子どもといるのが辛い、という気持ちはあっても当たり前、とまずは自分にOKをだしてあげましょう。
2.一人で頑張るのをやめる
2-1.夫や両親などに頼る
子育てが辛いと感じる人の中に、周りに頼るのが苦手であったり、夫などにも、うまく気持ちを伝えることが苦手で、察してもらえるのを待ってしまうなど、自分一人で問題を抱えてしまう場合があります。
また、頼れる人が身近にいない、頼んでみても断られてしまった、という方もいるかもしれません。シングルの方もいるでしょう。昔から、子育てというのは分担して行ってきたもので、近年の核家族化にともない、ワンオペ育児が増加し、育児ノイローゼや、虐待も増えているのが現状です。
育児は一人だけでは無理です。それくらい大変なものなのです。自分一人で解決できないのはダメなこと、と思わずに、まずは、周りに頼ってもいいのだ、ということを、自分自身に言ってあげてもらいたいと思います。
2-2・公共の相談場所を探す
身近に頼る相手がいない場合は、公的な機関も活用してみてください。公的な相談機関や、預けられる場所、子どもは絶対に親が手元で見なければいけないということはなく、協力して育てていくモノです。ゼロ歳児から受け付けている保育園もあります。また、お金はかかるかもしれませんが、ベビーシッターを雇うなどの選択もあります。まずは、自分のスタイルに合う場所を探してみてください。
自分が相談やカウンセリングを受けるのもおすすめです。SNSなどで共感し合える同じ悩みをもつ人たちとつながる、というのもアリです。ただし、相談をしたときに、意見を否定したり、こうするべき、と価値観を押しつけてくるような相手は要注意です。一度そういう相手に会ってしまったからと諦めず、まずはしっかりと気持ちを受け止めてもらえる場を見つけましょう。
3.振り回されるのをやめる
3-1.周りからの意見に振り回されない
いまでも母親神話は根強く、母親なんだから当たり前、という価値観を押しつけてくる相手はたくさんあります。離乳食なども手作りが当たり前、自分を犠牲にして当たりまえ・・・etc。
こんな小さいうちから保育園に入れてかわいそう、3歳までは手元で育てるのが当たり前でしょう、と言われた経験もあります。人それぞれ環境も時代も違います。それを押しつけてくる相手は、自分は分担してくれる相手がいたり、子どもに手をかけられる環境であったり、育てやすい子であったりしたのでしょう。
意見を押しつけてくる相手とはさっさと距離をとりましょう。育児は長丁場です。周りからの意見に振り回されることなく、自分に合った、無理のない子育てを目指しましょう。
3-2.子どもに振り回されない
子育てで苦しくなってしまうタイプには、子どもに振り回されている場合がよくあります。子どもの機嫌に振り回され、いつもその対応に追われている、という場合です。
特に反抗期の子ども達は、親に自分のイライラをぶつけてきます。まだ自分で解消することができないからです。しかし、大人になっても、自分の機嫌を周りにとってもらおうとするのは、赤ちゃんと同じですよね。
子どもの機嫌が悪いときは下手に手をかけずに、そっとしておくのが良策です。親が振り回されずに、子どもが自分で気持ちのコントロールをすることができるような対応を心がけていきましょう。それが子ども自身のこれからのためにもなるのです。
まとめ
いかがでしたか。私たちは知らず知らずのうちに、不要なことに気を遣い、労力をつかい、自分自身をすり減らしています。優しい繊細なひとほど、周りの気持ちがわかりすぎ、自分を後回しにして相手に振り回されてしまいがちです。
順番を間違えてはいけません。まずは親である自分自身が満たされて幸せで無ければ、誰のことも幸せにはできないのです。子どもや家族のためにも、まずは、不要なモノを手放し、しっかりと自分自身に充電をためることを意識してみてくださいね。
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