毒親育ちのためのカウンセリングとは!?

自分が毒親育ちで、そのために人生がうまくいっていないと感じることがあるならば、カウンセリングをうけることをおすすめします。

カウンセリングと聞くと、自分の悪い部分を責められるのではと不安だったり、自分のすべてが見透かされてしまいそうでなんとなく怖い、という方もいるかもしれません。そんな方のために、簡単な交流分析でのカウンセリングの目的や流れ、また自分に合うカウンセラーの見つけ方などをご紹介いたします。

1.毒親育ちから脱却するために・・・交流分析カウンセリングの目的

1-1.交流分析カウンセリングのめざすもの

自分関係を改善し心の中に安心安全な居場所を作ることで、本来の生き生きとした自分に戻る

交流分析は、自己理解を深めることで、他者理解へとつなげていき、自分の問題を改善し、人間関係への改善にもつなげていくことができるものです。

1-2.お互いが心地よいコミュニケーションを知る

皆さんは人間関係がうまくいかないことが多いのではないでしょうか。それはあなたのせいではありません。人間関係の基礎は親子関係によって育まれます。その関係に歪みがあると、社会に出てからも人間関係でつまづきがちになるのです。

悩みの90%以上は人間関係とも言われています。いままではただ、それを教えてもらってこなかっただけなのです。まずはお互いが心地よいコミュニケーションのための基礎を知りましょう。

1-3.自分関係を改善する

人間関係が上手くいっていない人は自分関係がうまくいっていない。自分関係とは?自分の中に顕在意識の自分と無意識の自分がいるのをご存じでしょうか?本音と建前の自分とも言い表すことができます。本音の自分が無意識の自分であり、幼少期の本当の自分です。それに対して、建前の自分は、大人になるにつれて作ってきた自分です。

幼少期に大人からコントロールされたり本当の気持ちに寄り添ってもらうことのなかった場合、大人になるにつれ、無意識のうちに本心を抑圧していきますこれが自己虐待です。自分で自分の本心を虐待しているのです。自分の本心を後回しにしたり、心の中の自分を責めたり。

自分で自分を虐待しているわけですから、いつも心の中には平安がありません。無意識下で行われているため、自分自身ではその歪みに気づくことは難しいのです。カウンセリングを受けることは、自分の本心にきづき、自己虐待を手放していくことで、心の中に自分だけの安心安全な楽園をもつことができるようになります。それはとても幸せな感覚です。

2.交流分析カウンセリングの流れ

2-1.パーソナリティ分析

まずは簡単な心理テスト形式の設問に答えていきます。そこで自分自身のパーソナリティ、つまり性格的なものをみつけます。これは誰かにあなたはこういう部分がありますよ、と決めつけられるものではなく、あくまでも自己分析です。この自己分析法を学ぶと、相手の分析もできるようになっていき、人間関係は改善に向かいます

また、コミュニケーションの傾向を知ることもできます。いつも依存関係になってしまう、いつも同じような人間関係の問題でつまづく場合は、このコミュニケーションの傾向を知ることで、改善していくことができます。

2-2.自分を苦しめる認知の歪みに気づく

ここでは自分の悩みを言語化、可視化していきます。表面的にでてきていた問題の奥深くには、自分自身でも気づかなかった無意識の問題が影響していることもままあります。簡単に言うと、吐き出し療法と言えるものです。過去の苦しかったことなどをどんどん書き出していくのです。誰にも見せなくても良いのです。これは自分でも簡単に行うことができますので、いますぐにでも試してみてください。

吐き出し療法をしていく中で、親からもらってきていた禁止事項に気づきます。自分が自分に強く禁止令をだしていたことなどは、実は幼少期の親からの言葉や態度などに由来する部分が大きく、自分自身の価値観ではないことに気づいていきます。

2-3.人生脚本を書き換える

自分を縛っていた不要な価値観に気づくことができたら、あとはそれを手放していく方法を学びます。イメージ療法や自分にかけていた言葉がけなどを変えていくことで、こうでなくてはいけない、と自分を縛っていた価値観を手放していくことができます。

そして人生脚本の書き換えを行います。いままでの自分から、新たに本当になりたい自分へと脚本を書き換えるのです。このように、自分を縛っていたモノを手放すためには、過去の自分の感情の手当をすることや癒やすことも必要になります。インナーチャイルド療法なども効果的です。

3.自分に合うカウンセラーの見分け方

カウンセリングを受けてみて、自分に合うかどうかを見極めるには、自分の感情に寄り添ってくれる相手であるかどうかはもちろんですが、強制的でないかも重要です。心が弱っていると、相手に依存したくなります。そんなふうではダメと否定してきたり、あなたのためにはこうしたほうがいい、というような行動や結論を押しつけてくる相手は要注意です。

あなた自身がどうしたいのか、を尊重してくれる相手であること。そうでないと、親からの呪縛から逃れるために、今度は別の自分を支配する相手を作ってしまうことになりかねません。一度カウンセリングを受けたからと言って、相性が合わない、モヤモヤが残るなどあるなら、いつでも違う人へとうつりましょう。

4.まとめ

毒親育ちの人は、自分の気持ちを抑えるのが当たり前となってしまい、本心がわからない、という方も多くいます。しかし、自分の本当の気持ちは、必ず無意識下に沈んでいて、あなたに見つけてもらうのをまっているのです。

そのSOSが、鬱であったり、パニック障害といった心理的な部分に現れてきます。不安感や感情のコントロールができない、何かに依存してしまう、などもそうです。まずはカウンセリングを受けてみて、いままで虐待し、無視してきていた本当の自分をみつけだし、真に幸せな人生をとりもどしてください

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