もしかして子育て完璧主義!?完璧な母親をやめる3つのメソッド!

もしかして自分が完璧主義かも?と思ったら、下の表をチェックしてみてください。ひとつでも当てはまることがあれば、あなたは完璧主義ゆえに、子育てに辛さを感じているのかもしれません。

完璧主義な母親の特徴

・子どもに失敗をさせたくない気持ちが強い

・頑張ったか、などの経過よりも、出来たか、など結果で評価する

・子どものやりたいことよりも、子どものために親が良いと思うことを先回りして決めてしまうことが多い

・ルールや法律はしっかり守らせる

・子どもが思い通りにならないと強く怒ってしまう

・理想の子ども像、理想の家族像を強くもっている

・子どもが頑張らないとイライラする

・よい子であるかなど、親や先生、周りの評価が常に気になる

・周りの子どもと比べて自分の子どもの劣っているところが目につく

・挫折に弱い

完璧主義の人は頑張り屋さんで責任感も強く、ルールなどもきちんと守ることができる、素晴らしい部分をもっています。しかし、それもすぎると、自分で自分を息苦しくしてしまい、生きづらさにつながる場合があります。

特に子育ては、思い通りにいかないことのほうが多いため、計画をたてたり、秩序正しく物事が進むことに安心感を覚える完璧主義タイプの人には、ストレスがより大きくなるのです。

もし上の項目に当てはまる部分があったとしても、自分は今のままでいいんだ、と思える人ならば、ここからは読まなくても結構です。ただ、もしも、自分の完璧主義的な考え方で行き詰まっている、もうやめたいと思っているのならば、ぜひ、次からの項目に目を通してみてください。

1.完璧主義を生み出す認知の歪みに気づく

1-1.母親神話を手放す

母親神話という言葉を聞いたことがありますか?母親なんだから当たり前、という価値観です。例えば、母親なんだから子どもを愛するのは当たり前、とか、母親なんだから自分のことよりも子どもの幸せを第1に考えるのが当たり前、などです。

この価値観は特に祖父母世代に根強く、その価値観の中で育ってきた私たちにも、無意識に母親なんだからこれくらい当たり前なはず、というように染みこんでいる場合があるのです。

まずは、当たり前、それが普通でしょ、と周りに言われたり自分が思っている価値観を一度疑ってみることも大切です。離乳食は手作りが普通でしょ、3歳までは手元で育てるのが当たり前、などのように、母親なんだから当然、という風潮はいくらでもあります。

周りがそうと言っていても本当にそうなのか?自分が幸せに子育てをできるのはどういう価値観か?を考えてみるのも大切です。価値観の歪みに気づくことができれば、それを手放す第一歩となります。

1-2.周りと比べない

周りに比べてうちの家庭は、うちの夫は、うちの子どもは、というように、周りと比べることは、百害あって一利なしです。もちろん、うらやましいという気持ちや、もっとこうだったらいいのに、というように欲をもつことは、誰にでもあり、それ自体は悪いことではないのですが、常に子どもや家族のマイナス面ばかりに目が行き、否定したり減点するような子育ては、自分も子どもも追い詰めてしまいます

こういうところは苦手もあるけれど、こういう良い面もある、と肯定的で加点方式での子育てこそが、子どもの良い面を伸ばし、親子ともに幸せになれる考え方です。

2.子育てではなく自分に向き合う

2-1.自分の問題に気づく

子どもがもっと良い子ならば、もっと理想的ならば、と考える親さんは多くありますが、そのように、相手を変えよう変えようとすることは、お互いがとても苦しい生き方です。

実は子どもの問題と思っていることは、自分自身の問題が映し出されていることが多々あるのです。例えば、先ほどのように、周りと比べてダメだ、というような考え癖をもつ人は、実は、自分自身に対しても、周りと比べて自分はダメな母親だ、と強く感じている場合があります。

子どもに失敗をさせたくないと、先回りして子どもの行動に口を出しすぎてしまう親なども、実は一番失敗を恐れているのは自分であったりします。

失敗をさせないようにさせないように育てることは、子どものためを思っているようで、ただ、自分が失敗して傷つくのが怖いのです。失敗させないでいると、挑戦の出来ない、挫折に弱い子に育ち、ささいなことで心が折れてしまいます。

子どもの問題ではなく実は自分自身の中に、問題が隠れていないか、一度考えて見ることも大切なのです。

2-2.自分がもらってきていないものに気づく

子どもの短所ばかり指摘したり否定的なのも、実は自分自身に否定的であったり、自分の短所を自分自身が良しとしていない場合があるのです。それは自分のせいばかりでなく、自分自身も親から否定的に育てられたり、良い面だけを認められ、親にとって都合の悪い面は否定されるような育てられ方をされてきている場合が多いのです。

人は、自分がもらってきてないものは人に与えることができない、と言われています。子どもが謝れない、許すことができない、思いやりがないなどと感じる場合、大家である自分が子どもにそれを与えていないことに気づいていないことも多々あります。

自分自身が、まずは良い面も悪い面もある自分を肯定的に認めることが重要で、問題解決の近道でもあるのです。

3.完璧主義な自分を受け入れる

自分の価値観の歪みに気づき、自分の問題に向き合ってみても、やはり自分のこだわりを捨てられない、という方もいるでしょう。そんなとき大切なのが、これも自分という人間であり、それでもいいんだ、と受け入れることです。

こだわりが強いのが自分、臨機応変にはできないのが自分。責任感が強く、真面目なのが自分。誰もが良い面も悪い面も持っています。自分の悪い面にばかりフォーカスして、そんな自分をダメだと自分を責めてしまう生き方こそ、実は一番手放して良いものなのです。

まずはどんな自分も受け入れて許すことができれば、自然と、子どもにも、同じことができるようになっていきます。親だからこどもの悪いところは直してあげなければ、という考え方は親子ともが幸せになれない考え方なのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。完璧主義タイプの人は、楽しむことが苦手です。完璧主義的な生き方は、幸福度が低いと言われています。神様は、むこうの世界に私たちが行ったとき、たった2つのことだけをお尋ねになるそうです。ひとつは、世のため人のために尽くしたか?そしてもうひとつは、人生を楽しんだか?と。

つまり、私たちは、様々な体験を通して、成長と、そして魂が喜ぶことをするためにこの世に生まれてきているといえるのです。完璧主義の方は、ささいな部分や目の前のことにとらわれすぎて、本来の目的である、親子ともに幸せになる、という大きな目的を忘れてしまいがちです。

自分の中にある自分をしばっている不要なものにまずは気づき、それを手放して、今しか感じることのできない子育てでの喜怒哀楽を、ぜひ、目一杯楽しんで、親子ともども幸せになれる子育てを目指していただけたらと思います。

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