子育てをしていて、子どもがかわいいと思えなかったり、憂鬱感や不安感におそわれることは、誰にでもあるものです。
ただし、次のような症状が長期的に続いているようなら、注意が必要です。めやすは2週間。それ以上症状が続いているなら、病院へ行きましょう。
うつは心の風邪のようなものです。初期治療すれば軽く済みます。こじらせてしまうと重くなってしまい、病院すら行けないことになってしまうので、おかしいな、と感じたら早めに専門家に相談しましょう。
まずはプチうつチェック!
うつは心の弱い人がなると思われがちですが、実は反対です。うつは心の病気というよりは、脳の機能不全によっておこります。特に影響するのが睡眠不足です。産後や育児中は、どうしてもしっかり睡眠をとることが難しい環境です。
・やる気がでない
・記憶力低下
・感情をコントロールできない
・判断力の低下
・注意力散漫
以上のような症状がでていたら、プチうつの状態です。これは睡眠不足からくる脳のSOSです。
2時間の睡眠不足が2週間続くと、日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、脳の働きが悪くなり、脳はほろよいのような状態になるといわれています。
以上の症状があてはまれば、睡眠がしっかりとれていません。まずはしっかりと睡眠時間を確保しましょう。ストレスなどから眠りが浅いという方は、睡眠薬を処方してもらうのもアリです。
子育てうつ症状セルフチェック
休息をとっても、以下の症状が回復しない、という方は、すぐに病院へいってください。
①子どもが自分を苦しめる悪魔のように思える
②逃げたい、消えてしまいたいと思うことがある
③寝てもすぐに目が覚める、眠りが浅いまたは寝ても寝ても眠い
④好きなモノを食べてもおいしく感じない
⑤憂鬱感があり好きだったことが楽しめない
⑥子どもをかわいいと思えない
⑦今まで興味のあったものに心が動かない
⑧うまくいかないと自分の責任だと考える
⑨もともと頑張り屋さん
⑩喉がつまる、喉になにかつかえているように感じる
これらのうち3つ以上あてはまったなら、病院へいきましょう。いまなら簡単に治療して治ります。これ以上慢性化すると、重症化してしまい、時間もお金もかかります。
まとめ
特に人よりもガマン強く、弱音が吐けなかったり、責任感が強く、なにもかもをひとりで抱え込んでしまいがちな人が、脳がSOSをだしてもさらに頑張ってしまい、鬱状態になってしまうわけなのです。軽い風邪をこじらせて慢性化してしまったのが、うつの状態といえます。
悩みを聞いてもらえて共感し合える相手をみつけたり、実際に子育ての手助けをしてもらえる相手や場所をみつけるのが、長期的な改善には望ましいですが、いますぐには難しい、という方は、カウンセラーやお薬なども視野に入れて、まずは症状を悪化させないことを第1に考えましょう。
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